宇宙大のなんやかや

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宇宙大のなんやかや

彼れと此れとをてんやわんやで考える葦哉。

IT国家エストニア-現実と虚構の点と点がつながる社会-

地上と電脳による国家の二層化=冗長的政府機構へ

ネットワーク上のソフトウェアとしての国家形成
=WEBエストニア政府/国民IDによるWEB上での納税・投票の実現

とにかく上記2つの記事をよんで頂きたい。
政府がここまでITインフラを使ってシステムを構築したのには訳があったのです。
それは、戦争による侵略でした。

エストニア:人口130万人→各サービスのコストが高い=IT化による利便性を高く享受できる。

エストニアによるIT事業は以下のようなものです。

・約15年前に国民にIDを付与する仕組み(eID:estonia national id card)を実現

・eIDによる投票・納税・登記等のWEBでの実現
国外からでも投票可能/税務体系のIT事業化による徴税費用の削減/e-Residencyなら、日本にいながらエストニアに会社を作れる

・データエンパシー:データ大使館
→世界中のサーバに政府が所有する機能や情報を分散

・すべての学校でインターネット利用が可能(小1からPG授業がある)

・1995年頃から高齢者向けの簡単なパソコン講座を開催

・教師向けのインターネット教育「タイガーリープ(虎の躍進)」

・「X-Road」
→昔は政府機関や大手企業は独自のデータベースを持ち、技術もPG言語も異なっていたので、「各機関・企業の持つデータベースに、安全かつ自由にアクセスできる構想」を実現させた
2001年にはすでにクラウド的発想が存在

電子政府制度によるwebエストニアの実現
→web人口が実人口を凌駕する。

なぜここまでやる?→戦争。

ロシア、ソビエトによる領土占領と支配の経験=国民としてのアイデンティティの崩壊という恐怖感があった。
そのため、ネットワーク上で繋がりを実現し、離れ離れになったとしても民族・国家としての繋がりを保ちたかった。
だから、最先端の電子政府制度の実現へ取り組んできた。

ITインフラはすでに電気・ガス・水道と並ぶものになっている。
領土を基盤とした国土とは別に、ネットワークによる繋がりとその構造体として国家領域の構築が「しぶとい国家」を形成する。

未来型国家エストニアの挑戦  電子政府がひらく世界 (NextPublishing)

未来型国家エストニアの挑戦  電子政府がひらく世界 (NextPublishing)

 

日本に対してできることを模索中

日本はネットに対して負の先入観を持ち、更には仕事を奪われるのではないかという不安も大きいのではないかと感じます。
この国において、エストニアのようなものがすぐに実現することはないでしょう。

ただ、世界唯一の高齢化社会であり、人口と需要の減少がまず間違いなく起こるこの国で、業務のIT化やシステムの冗長化、ネットワークリテラシーの普及は、予測される働き手不足に対して有効な手段になりえるのではないかと、エストニアを見ながらそんなことを思いました。

ITエンジニアを生業にする自分は、国家規模で電子化がなされていくであろう社会の動きに対しいったいなにができるのだろうか。
10代前半からネット流浪民として生きてきた今、ある種の荒廃と混沌を見せるwebに思いをはせて今回はお送りしました。
それでは。

 ネットワークの子供達よ

 貴方達は私の誇り

 貴方達は私の希望

 どんなに些細な事でもいい

 どんなにくだらない事でもいい

 貴方が心動かされた事を貴方の言葉で記し

 貴方の手で次の世代に残しなさい

 遥かなネットワークの地平に次の百年を夢見て

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